韓国語には、驚きや焦りといった感情を表現するための豊富な擬音語、擬態語、感嘆詞が存在します。驚きや焦りの瞬間にピッタリな表現を覚えておくと、日常会話や文章をより生き生きとしたものにすることができます。この記事では、韓国語でよく使われる驚きや焦りを表す擬音擬態語や感嘆詞を17個厳選して紹介し、それぞれの使い方やニュアンスも解説します。
깜짝 (びっくり)
「びっくり」「驚いた」という感情を表す擬音語です。突然の出来事や予想外の状況で使われることが多いです。主にポジティブ・ネガティブを問わず、驚きの程度が軽い場合に使われます。例えば、予想外のニュースや、友達のいたずらに驚いた場合などに使います。
친구가 깜짝 선물을 준비했어요.(友達がサプライズプレゼントを用意してくれました。)
갑자기 문이 열려서 깜짝 놀랐어요.(突然ドアが開いてびっくりしました。)
헉 (えっ!)
「えっ!」「あっ!」という驚きや焦りを強く表現する擬音語です。突然の出来事に息をのむような瞬間や、ショックや焦りを感じたときに使われます。驚きの度合いが「깜짝」よりも強く、ネガティブなニュアンスを伴うことが多いです。
헉! 지갑을 집에 두고 왔어요!(えっ!財布を家に置いてきちゃった!)
헉! 시험 날짜가 내일이었어?(えっ!試験の日が明日だったの?)
덜컥 (ぎくり)
「ぎくり」「どきり」といった感情や音を表す擬態語・擬音語です。
驚きや焦り、恐怖心から心臓が落ちるような感覚や、不安が一瞬で広がる様子を表現します。特にネガティブな状況や突然の恐怖を伴う場面で使われることが多いです。
전화벨이 울리는 소리에 가슴이 덜컥 내려앉았어요.(電話のベルが鳴る音に胸がぎくりとしました。)
깜짝や헉と덜컥の違い
덜컥は驚きだけでなく、不安感や恐怖心が伴う場面でよく使われます。特に、重大な出来事や不意のアクシデントが背景にあるときに適しています。깜짝や헉と比べて、心の動揺や動きに重きを置いており、心理的なインパクトを強調するのが特徴です。動作・音を伴うシチュエーション(急停車、突然の音など)や、心臓が落ちるような場面で特によく使われます。
화들짝 (びくっ)
「びくっ」「はっと」といった強い驚きを表現する擬態語です。予想外の出来事や突然の刺激に対して、体が反射的に反応するような驚きを指します。主にネガティブな驚きに使われることが多いですが、驚きの内容に応じて軽い驚きにも使えます。
뒤에서 누가 불러서 화들짝 놀라 뒤를 돌아봤어요.(後ろから誰かが呼んだので、びくっと驚いて振り返りました。)
고양이가 갑자기 뛰어들어와서 화들짝 놀랐어요.(猫が突然飛び込んできて、はっと驚きました。)
使い分けポイント
깜짝や헉と比べると、身体的な反応が伴う驚きを強調しています。例えば、驚いて飛び上がったり振り向いたりする瞬間に使います。화들짝は特に「突然の刺激」への反射的なリアクションを描写するのに適しており、予想外の動きや音に対する驚きに頻繁に使われます。
흠칫 (ひゃっ)
「ひゃっ」「びくっ」「ひょっとして」「ゾクッ」など、驚きや恐怖、緊張した瞬間に反応する感嘆詞です。特に、驚いたり恐ろしい思いをしたときに、身体が反応して震えるような瞬間に使われます。音的には、急に震えたり身を引くような動作を表現しています。
흠칫, 갑자기 문이 열려서 깜짝 놀랐어요.(ひゃっ、突然ドアが開いてびっくりしました。)
이상한 소리에 흠칫하며 돌아봤어요?(変な音にびくっと後ろを振り返った。)
헉や으앗と似た使い方ができますが、흠칫は特に身体的な反応(震えやびくつく動き)を強調するニュアンスがあります。
아슬아슬 (ギリギリ)
「ハラハラ」「ギリギリ」といった、危なっかしい状況や緊張感を表す擬態語です。何かが今にも失敗しそう、または成功しそうな際どい状況や、ギリギリで間に合う場合などに使われます。ポジティブにもネガティブにも使える表現です。
경기 막판에 아슬아슬하게 이겼어요.(試合の終盤にハラハラしながらもギリギリ勝ちました。)
기차 시간에 아슬아슬하게 맞춰 탔어요.(電車の時間にギリギリ間に合って乗りました。)
使い分けポイント
ポジティブな結果(ギリギリ勝つ・間に合う)やネガティブな結果(ギリギリ失敗)どちらにも使える柔軟な表現です。
조마조마 (ハラハラ)
「ドキドキ」「ハラハラ」「胸が締めつけられるような感覚」を表す擬態語です。心配や不安、緊張感を感じている状態で、何か悪い結果を恐れている気持ちを表します。特に、何かがどうなるか分からない状態で、心が落ち着かない時に使います。
중요한 발표를 앞두고 조마조마했어요.(大事な発表を前にドキドキしていました。)
조마조마한 마음으로 시험 결과를 기다렸어요.(試験結果を待ちながらハラハラしていました。)
使い分けポイント
조마조마は、結果が不確かで、何か良くないことが起こりそうな不安感や緊張感を表すときに使います。아슬아슬と比べると、아슬아슬は「ギリギリの状況」に焦点を当て、조마조마は「不安や心配で落ち着かない状態」を強調します。
오싹오싹 (ゾクゾク)
「ゾクゾク」「ぞっとする」という意味の擬態語です。恐怖や寒気、不安を感じたときに、体が反応する様子を表現します。特に、怖いものを見たときや、寒さや緊張によって背筋がゾッとするような感覚を表すのに使います。
어두운 골목길을 걸을 때 오싹오싹했어요.(暗い路地を歩いているとき、ゾクゾクしました。)
그 무서운 이야기를 들으니까 오싹해졌어요.(あの怖い話を聞いて、ぞっとしました。)
使い分けポイント
他の表現(조마조마や아슬아슬)と比べると、오싹오싹は恐怖や不安による身体的な反応を強調しています。
섬뜩 (ゾッと)
「ぞっとする」「身の毛がよだつ」という意味の擬態語です。強い恐怖や不安、あるいは気味が悪い、恐ろしいものを見たときに感じる冷や汗や震え、身の回りの空気が一変するような感覚を表します。오싹오싹と似ていますが、섬뜩の方がより強い恐怖や衝撃を感じる場面で使われることが多いです。
그 괴담을 들으니 섬뜩한 기분이 들었어요.(その怪談を聞いたら、ぞっとする気分になりました。)
그 사람의 눈빛이 섬뜩하게 느껴졌어요.(その人の目つきがぞっとするように感じました。)
주뼛주뼛 (ビクビク)
「ビクビク」「震える」「ガタガタする」といった意味の擬態語です。恐怖や緊張で体が震えたり、身の回りに不安や恐怖を感じているときに使われます。特に、恐怖や不安を感じる際に、体全体が震えている様子を表現します。
무서운 영화를 보다가 주뼛주뼛 떨었어요.(怖い映画を見ていて、ビクビク震えました。)
중요한 발표를 앞두고 주뼛주뼛 떨고 있어요.(大事な発表を前にビクビク震えています。)
使い分けポイント
주뼛주뼛は、恐怖や緊張によって体が震える様子を表現するため、主に不安や恐れが強い時に使います。
오싹오싹や섬뜩と似ている部分がありますが、주뼛주뼛は体全体が震える様子を強調するため、恐怖や緊張が身体に与える影響にフォーカスしています。
허둥지둥 (あたふたと)
「慌てふためいて」「あたふたと」という意味の擬態語です。驚きや焦りのせいで、行動が混乱して落ち着かない様子を表します。特に、時間が足りなかったり、予想外の出来事に対応しようとして慌てる場面でよく使われます。
늦잠을 자서 허둥지둥 준비했어요.(寝坊して、あたふたと準備しました。)
갑작스러운 질문에 허둥지둥 대답했어요.(突然の質問に慌てて答えました。)
使い分けポイント
깜짝や화들짝が瞬間的な驚きを表すのに対し、허둥지둥は驚きや焦りによって行動が乱れる様子を強調します。
우왕좌왕 (右往左往)
「右往左往」「うろたえる」という意味の擬態語です。何をどうすればいいのか分からず、混乱して落ち着かない様子を表します。焦りや驚きで方向性を失い、無駄に動き回るようなイメージが特徴です。
갑자기 비가 와서 사람들이 우왕좌왕했어요.(突然雨が降って、人々が右往左往しました。)
지진이 나자 모두가 우왕좌왕하며 건물을 나갔어요.(地震が起きて、みんなが右往左往しながら建物を出ました。)
使い分けポイント
허둥지둥が慌てふためいて何かをしようとする動きに焦点を当てるのに対し、우왕좌왕は方向性や計画を失い、混乱して無駄に動き回る様子を描写します。
횡설수설 (しどろもどろ)
「支離滅裂」「しどろもどろ」という意味の擬態語です。緊張や混乱、焦りなどで話の内容がまとまらず、一貫性がない様子を表します。特に、うろたえた状態や動揺しているときに使われることが多いです。
거짓말이 들통나자 그는 횡설수설하며 변명을 늘어놓았어요.(嘘がばれて、彼はしどろもどろになりながら言い訳をしました。)
면접에서 너무 긴장해서 횡설수설하고 말았어요. (面接で緊張しすぎて、支離滅裂なことを話してしまいました。)
使い分けポイント
特に緊張や動揺、嘘を隠そうとする場面などで話が混乱している様子を強調したいときに使います。
一般的にネガティブな状況を描写することが多く、ニュースやドラマ、小説などフォーマルな文章でも頻繁に使用される表現です。
쩔쩔 (ジタバタ)
「右往左往」「あたふた」「ジタバタする」といった意味の擬態語です。何かに困ったり、どうして良いか分からない状況で、焦ったり慌てたりしている様子を表します。特に、何かを解決しようとして必死で動いているけれど、うまくいかない時に使われます。
중요한 서류를 잃어버려서 쩔쩔매고 있어요.(重要な書類をなくして、あたふたしています。)
일을 마감 기한에 맞추기 위해 쩔쩔매고 있어요.(仕事の締め切りに間に合わせるために、あたふたしています。)
使い分けポイント
쩔쩔は、焦っているが、うまく解決できないというニュアンスが強いです。허둥지둥と似ていますが、쩔쩔の方がもう少し困り果てている印象を与えます。

엇 (あれ)
「えっ」「あれ」「おや」といった驚きや戸惑い、予期しない出来事に反応するための感嘆詞です。何かに驚いたり、理解できないことに対する反応として使います。特に思いもよらない出来事に対して短い反応を示す場合に使われます。
엇, 네가 여기 왜 있어?(えっ、どうして君がここにいるの?)
엇, 나 이거 잘못 들었나 봐.(あれ、これ間違えて聞いたみたいだ。)
使い分けポイント
헉や어머と似ていますが、엇は比較的軽い驚きや軽度の戸惑いの反応に使われます。
헉や어머と似ていますが、엇は比較的軽い驚きや軽度の戸惑いの反応に使われます。
어머 (あら)
「おや」「あら」「うわ」などの驚きや関心、驚嘆の反応を表す感嘆詞です。特に女性が使うことが多く、予期しない出来事や意外な状況に対して、驚きや軽い感嘆を表すときに使います。感情が少し強い場合にも使われることがあります。
어머, 너 지금 뭐 하는 거야?(あら、今何しているの?)
어머, 정말 예쁘네요!(あら、本当にきれいですね!)
헛 (えっ)
「えっ」「あれ」「うっ」といった驚きや予想外の事態に反応するための感嘆詞です。主に驚きや戸惑い、間違ったことに気づいた時、または不安や無駄な努力を表す場合にも使われます。헛は軽い驚きや軽い自己反省、または効果のない行動への反応を表します。
헛, 내가 이걸 잘못 봤나 봐.(えっ、これを間違えて見たみたいだ。)
헛, 이건 아무런 소용이 없었어.(あれ、これは何の役にも立たなかった。)
으앗 (うわっ)
「うわっ」「うーん」「うーんっと」といった、驚きや驚愕、予想外の出来事に対して反応する感嘆詞です。主に、非常に驚いたり、怖かったり、ショックを受けたときに使います。また、強い衝撃や不意に何かに気づいた時にも使われます。
으앗, 너무 깜짝 놀랐어요!(うわっ、びっくりしました!)
으앗, 지금 뭐가 지나갔어?(うわっ、今何かが通り過ぎたの?)
으앗は非常に強い驚きやショックを受けた時に使われる感嘆詞です。
엇や어머と比較すると、으앗の方がもっと強い衝撃や驚きの反応を表す際に使います。
뭐어? (なんだって?)
「え?」「なに?」「なんだって?」など、驚きや不信、疑念を表す感嘆詞です。話し手が相手の言葉や状況に驚いたり、理解できないことに対して反応する時に使います。特に予想外の発言や行動に対して強い驚きや疑問を込めて表現されます。
뭐어? 진짜 그렇게 말한 거야?(え?本当にそう言ったの?)
뭐어? 그게 가능해?(え?それができるの?)
日常的に使える16の表現を紹介し、それぞれの使い方や微妙なニュアンスを解説しました。驚きや焦りの瞬間をよりリアルに表現するために、ぜひ覚えて活用してみてください。
本日も最後までごらんいただきましてありがとうございました。




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