韓国語を勉強している方の中には、韓国語能力試験(TOPIK)を目標にしている方も多いのではないでしょうか。試験に合格するためには、勉強方法以外にも押さえておきたい大事なポイントがたくさんあります。
本記事では韓国語能力試験6級に5回合格した筆者が、そのポイントを詳しくご紹介します。
時間配分が合格のカギ!
限られた時間をいかに有効に使えるかで点数が大きく左右されます。パートごとの大まかの時間配分を紹介いたします。
リスニング
リスニングでは、60分間音声を聞き続けることになるため、基本的にはその進行に従うしかありません。ただし、余裕があれば各問題を素早く解き、次の問題が始まる前に質問文を先に読んでおくことをおすすめします。この方法をとると、音声を聞く際にポイントをつかみやすくなるはずです。
作文
作文の問題は全部で4題あります。最初の2題は穴埋め問題で、5分もあれば終わります。次の問題では、グラフなどの資料を見てその内容を200~300字で説明する課題が出ますが、資料の内容をそのまま記述すればよいので、10~15分で対応可能です。最後の作文は、提示されたテーマに対して自分の意見を交えながら600~700字を書く問題です。この問題の配点は50点と高いため、30分は確保しておきたいところです。主観的な内容を書く際にはどうしても時間がかかることがありますが、時間配分を意識することが重要です。
私の場合、最初の2題は3~4分、3題目は10分、4題目は25分程度で解き、残りの10分は見直しに使いました。過去問を解いて時間配分に慣れることで、試験本番でも余裕を持つことができるようになります。このパターンを習得することが成功の鍵となるでしょう。
読解
読解問題は、後半になるほど文章が長くなります。そのため、前半の25問を30分以内で終わらせることを目標にすると良いでしょう。6級合格を狙っている場合を除き、最後の長文2題は捨てて、比較的簡単な問題に時間を割くのも一つの戦略です。
試験は長丁場!トイレに行きたくならないように注意
試験は、1時限が110分、2時限が70分と長時間にわたります。さらに、1時限の開始前には説明やマークシートの記入などがあり、実際には約2時間半トイレに行けない状況になります(集合時間は試験開始の40分前)。そのため、眠気覚ましにコーヒーなどカフェインを含む飲み物を摂取すると、後半の作文の時間にトイレに行きたくなり、集中力が途切れる可能性があります。
試験はかなりの長丁場ですので、水分補給も量を調整しながら計画的に行うことをおすすめします。
一夜漬けは厳禁!しっかりと睡眠を
試験においては実力だけでなく、集中力も同じくらい重要です。特にリスニングの60分間は、集中力が途切れないようにする必要があります。問題が簡単に感じても、集中力が切れると重要な部分を聞き逃してしまいがちです。さらに、読解も70分間と長丁場のため、集中力が合否のカギを握ります。
試験当日は日曜日で、半日以上が試験に割かれるスケジュールとなるため、前日は楽しく過ごして早めに就寝することをおすすめします。模試を前日に行うのは避けましょう。3時間集中するのは意外と疲れるものなので、模試は試験の1週間前までに済ませておくのがベストです。また、試験範囲が広いため、単語や文法の一夜漬けはあまり効果がありません。
それよりも、当日のコンディションを整えることに注意を払うほうが、結果的に点数が上がる可能性が高いです。
ことわざや慣用句はコスパ悪し
以前の韓国語能力試験には、文法や語彙のセクションが独立して存在していましたが、現在では読解の中に組み込まれており、文法と語彙の問題数が減っています。そのため、出題数の少ない問題に時間をかけすぎるのは効率的ではありません。
文法は読解問題の中にも散りばめられているため、学習しておいて損はありませんが、ことわざや慣用句に関してはあまり手をつけないほうが良いでしょう。ことわざに関する設問は必ず1題含まれていますが、膨大な数の中からたった1問が出題されるだけなので、運に任せる程度で十分です。
作文が一番点数をとりやすい!
TOPIKⅡでは、3級から6級が振り分けられるため、中級学習者にとってはリスニングや読解の問題がかなり難しく感じられることも多いのではないでしょうか。しかしながら、作文については過去問を解いて要領さえつかめば、それほど難しいものではなく、高得点を狙うことが可能です。
1・2題目の( )内に文章を記入する問題は、中級レベルの内容です。続く200~300字で表や図の内容を説明する問題では、たとえ一部の単語が分からなくても、与えられた資料をそのまま要約すれば解答できるため、難易度はそれほど高くありません。
最後の問題は600~700字と文字数は多いですが、問題に対して「問題点を定義し、自分の解決策を述べる」という形式が多く見られます。この形式に慣れれば、知っている語彙を駆使するだけでもある程度書き上げることが可能です。ただし、文章構成が非常に重要で、語彙力があっても、論点を外した内容を書いてしまうと減点されるため注意が必要です。
韓国で受けるときは受付初日、開始時間にすぐ申し込むこと!
私が初めて韓国語能力試験を受けたのは2010年。当時はソウル市内の会場で受験できましたが、年々状況が変わり、ソウル郊外→仁川→議政府(京畿道)→牙山(忠清南道)と、試験会場がどんどん遠方に移っていきました。試験会場まで行くのが一苦労で、交通の便が悪い場合はさらに大変です。
直近の会場は牙山でした。バスが40分に1本しか来ないような不便な場所です…。この経験からも、受付開始日時を厳守し、受付開始と同時に申し込むことがいかに重要か痛感しました。


申し込み時の注意ポイント
受付開始日時を必ず確認!
1日目がソウル市内、2日目がその他地域という日程ですが、1日目にソウルで申し込めなかった人が2日目に流れてくるため、2日目の競争率は非常に高いです。
釜山や大邱は比較的余裕があるものの、油断しないこと!
即ログインしないと、遠方の会場しか残らないことも。試験会場が遠くなるほど、移動で体力や費用が消耗され、結果的に試験に影響が出る可能性があります。
受付開始30分前にはログイン!
スタンバイしておき、時間になったらすぐに申し込み画面をクリックしましょう。集中力を保つためにも、近い会場を確保するのが重要です。
試験本番では実力も大切ですが、集中力が命です。申し込み段階からしっかり準備し、万全の体制で試験に臨みましょう!
韓国語能力試験では、要領をつかんで臨むことが非常に大切です。実力があっても点数を落としてしまうこともありますし、逆に試験に見合った準備をしていれば、思いがけず高得点を取れることもあります。次回の受験の際には、上記の内容を参考にして、高得点を目指してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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